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第1839号 ちょっといい話『スガシカオの名言』志賀内泰弘

スガシカオをご存じでしょうか。シンガーソングライターです。
え?ご存じない?!
スマップの大ヒット曲「夜空ノムコウ」の作詞・作曲をしたといえば「ああ~」という人も多いでしょう。
え?それでもわからない?

そんな年配の方でも、たぶん彼の楽曲を耳にしたことがあるはずです。NHKの「プロフィッショナル仕事の流儀」で「僕らは位置について~」という主題歌「Progress」を歌っている人といえば、「ああ~」とわかっていただけるかもしれません。

そのスガシカオさんが、武道館でコンサートをした際に吐いた、こんな言葉に魅かれました。
「オレの印税は、印税ではなく、オレを振った女からの慰謝料だ!まだまだ取るぞ、クソ野郎!!」
品格も何もあったものではない。なんとも、正直な、カッコ悪い言葉です。でも、志賀内の心に、ズドーン!と響きました。なぜなら、志賀内も、過去の辛い思いを「糧」に、
「いつか見返してやる」
「いまに見ていろ、オレだって」
と、反骨精神で頑張ってきたからです。

35歳の時、今でいうパワハラで、ストレスから身体がボロボロになって生死を彷徨いました。その後、会社に復帰したあとも、数人の上司から「ひどい目」に遭いました。恥ずかしながら、根拠のない自信ではありますが、
「いつか、会社を辞めて見返してやる」
と思って働いていました。

たまたま、かもしれません。「運」がよかったのかもしれません。実力以上に、評価されたからかもしれません。でも、今、作家として書き続けいられるのは、間違いなく「あの日」の「辛い思い」のおかげです。

もし、あの時、失恋していなければ、その後に出逢った人と結婚できなかった。
もし、あの時、第一志望の大学に合格していたら、生涯の親友となった「あいつ」とも出逢っていなかった。
もし、あの時、第一志望の就職試験に受かっていたら・・・。
もし、一冊目の本が売れていたら・・・。

人生を振り返ると、「失敗」や「挫折」のおかげで、大きなプレゼントを神様から賜ったことがわかります。

でも、ただ「失敗」や「挫折」を体験するだけでは、神様は味方してくれないと思うのです。
「オレの印税は、印税ではなく、オレを振った女からの慰謝料だ!まだまだ取るぞ、クソ野郎!!」
なりふり構わぬ努力。
「見返してやる」
というエネルギー。それが、「実り」に結びつくと信じます。

「Progress」の歌詞の一節。
「あと一歩だけ、前に進もう」
そう心に誓い、志賀内も、「あの日」の苦い失恋を思い出して、前に進みます。