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第1806号 ちょっといい話『困った時に、人の情けが身に沁みる』志賀内泰弘

「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動では、「ちょっといい話」の投稿を募っています。
誰もが忙しい。誰もが日々の暮らしに追われ、自分のことで精一杯です。それを誰も責められはしないし、悪い事でもありません。

でも、窮地に追い込まれた時、他人から差し出された手や言葉に、涙が出るほど嬉しくなることがあります。

長野県のMTさん(45)から、こんなお便りをいただきました。

   *   *   *   *   *

平成31年3月24日日曜日の午後3時30分頃、長野県佐久市駒場公園近くの信号のない交差点。私は息子のサッカークラブの保護者会を終え、帰宅途中でした。

普段あまり通らない慣れない道の交差点を、右折するため左右を見ながら緊張してマニュアル車を少しずつ前に出して行くとき、エンストしまいました。そして、そのままエンジンがかからなくなってしまったのです。
「こんなところでどうしよう」
と焦り、思わず車を降りて身振り手振りして助けを求めると、30代の女性が近くのコンビニの車を停めて降りてきて下さり、
「大丈夫?」
と声を掛けてくれました。他の車からも、別の女性が・・・。さらにまた別の車から男性が降りてきて、
「押しましょうか?」
と言われました。そして、三人が車を押して下さり、安全な駐車場までたどりつきました。その途中、うまくハンドルが切れない私を見かねて、窓の外からハンドルの操作も手伝ってくださいました。

何かお礼がしたいと申し出ましたが、そのうちの一人の女性が、
「修理代の方がかかるから」
と言い、三人とも笑顔で去って行かれました。交差点の真ん中だったので、「もし事故になっていたら」と、後から思うとゾッとしました。

その後、サッカークラブのママさんも「大丈夫?」と駆け付けてくれました。日曜日の午後、見ず知らずの私を助けていただき、ありがとうございました。私もそういう場面に出くわした時、助けて下さった方々のように、人に手を差し伸べられる人になりたいと強く思いました。

   *   *   *   *   *

以前、中日新聞で「ほろほろ通信」という「ちょっといい話」のコラムを連載していました。読者が体験した親切などを紹介するものです。その投稿の手紙の多くは、今回の長野県のMTさんと同じような言葉で、締めくくられていました。

「私も、同じようなピンチの人に出逢ったとき、迷わず助けたいです」

こうして、次から次へと「プチ紳士・プチ淑女」の輪が広がり、誰もが住みよい世の中になることを祈っています。