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第1549号 ちょっといい話『「なぜ、ギブアンドギブをすると幸せになれるのか?」(その3)・・・「褒め言葉のご利益」』志賀内泰弘

「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動の理念は、「ギブアンドギブ」です。
与えて、与えて、それでも与えて、見返りを期待しない心を養うこと。
これこそが、仕事も家庭も恋もお金も人生そのものも、
すべてのことが上手くゆく秘訣です。
 
「なぜ、ギブアンドギブをすると幸せになれるのか?」を
シリーズでお届けしていきます。
 
   *   *   *   *   *
 
講演などで、「ギブアンドギブ」の話をすると、
「与えてばかりでは損してしまう」という実に率直な反論をされる方がいます。
もちろん、人間ですから、欲があります。100%見返りがない行為をするのは難しい。
でも、大丈夫です。ギブアンドギブ。与えて、与えて、迷わずそれでも与えれば、
必ず自分に返ってきます。
それが有名なことわざ「情けは人のためならず」ですね。

 
でも、それだけでは納得できない人がいます。
「それはあくまでも思想や宗教のような、ものの考え方における理想だろう」と言うのです。
ところがどっこい。実は、「与えれば自分に返ってくる」というのは、
科学的に立証されているのです。
 
医学博士・理学博士で「あなたが変わる『口ぐせ』の魔術」(かんき出版)などの
ベストセラーのある佐藤富雄先生は、こんなことを説いておられます。
 
「褒め言葉のご利益」という法則があります。
人を褒めると、すぐにご利益があり、自分も得するというものです。
 
脳は、自分の発した言葉の意味を読み取っているそうです。
自分の発した言葉なのだから、脳はとっくにその意味を理解しているはずではないか、
という疑問が生まれます。ところが、脳は分業されており、発せられる言葉は
言語野という脳内胞組織によって司られている一方、別の脳内胞組織が発音という行為に導いています。
さらに、その発せられた言葉を聞きとるのは、別の脳内胞組織の役割だというのです。
考えるところ、言葉にするところ、その言葉を聞くところが脳では分かれているのですね。
 
それを踏まえて、「褒め言葉のご利益」という法則を考えてみましょう。
その法則によれば、きれいだと褒められた人ではなく、
褒めた人のほうがきれいになるという不思議な現象が起きるというのです。
脳の自律神経系は、人称の区別がつきません。「誰が」「何が」といっても、
それらすべてを当事者の出来事として読み取ってしまうのだそうです。
人のことを「キレイだ」と褒める。その「キレイ」という言葉を自分の耳で聞く。
すると、自分自身がキレイだと錯覚(錯覚?思い込み?)してしまうのです。
それは、一人称しか持たない自律神経系のなせる技で、言葉は使った人にご利益をもたらすのです。
だから、自分を美人だと褒め、周りの人を褒めまくると、どんどん美人になっていきます。
反対に、人を傷つけるような言葉を使うと、全部自分にはね返ってきます。
 
ギブアンドギブの実践で、もっとも簡単で無料なのは、人を褒めることです。
脳科学の見地から、人を褒めたら、自分が褒められたことと同じ効果があると言うのです。
つまり、ギブアンドギブしたら、その瞬間に自分に「テイク(見返り)」があるということになります。
佐藤先生は、さらに物理学者のハンス・セリエ博士のこんな言葉を紹介されています。
「幸せになりたかったら善意を貯えなさい。そうすれば、あなたの家は幸福の貯蔵庫になります」
 
幸せになりたかったら、人に親切にしなさい。
それは、あなた自身に幸せをもたらすのだと。