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第1506号 ちょっといい話『「志賀内泰弘が選ぶ金言・銀言」(その3)』

日本実業出版のビジネス誌「企業実務」に、
「志賀内泰弘が選ぶ金言・銀言」というコラムを1年半にわたり
連載させていただきました。その中から、いくつか、
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動にも繋がる
「より良い仕事の仕方」
「生きる上で大切なこと」
をピックアップして、転載させていただきます。

 
   *   *   *   *   *
 
「才能のある子は努力の喜びを知らない子が多い」
百田尚樹著「ボックス!」太田出版
 
「永遠の0」などで感動を生み出してきた百田尚樹さんの初期の作品に、
名作「ボックス!」あります。高校のボクシング部を舞台にし、
幼馴染の2人の青年が繰り広げる青春小説です。
 
不良の鏑矢と、優等生の優紀。
二人は、まったくタイプの異なるボクサーです。
鏑矢は、天才。
優紀は、努力型。
 
物語の途中で、鏑矢はボクシングを止めてしまいます。
顧問の先生は、こんなことを言います。
「鏑矢君がボクシングをあっさりやめたのは才能があるからよ」
「人は苦労して一生懸命に努力して手に入れたものは、
 決して簡単には手放さない。
 でも、あの子はボクシングの強さを簡単に手に入れ過ぎたのよ。
 たいした努力もせんと、ね。だからあっさりと捨てられたのよ」
 
「才能のある子は努力の喜びを知らない子が多いのよ。
 出来ないことが出来るようになる喜びを知らない
 ーある意味ではそれは不幸なことやと思う」
 
凡人の私は思います。不幸と言われてもいい。
喜びを知らないと言われてもいい。
何かのジャンルで、「天才」と言われるような才能が欲しかったと。
 
でも、現在は作家として20冊余りの本を出すことができました。
「凡人」がゆえに、長い時間をかけて、
ようやく一つのことを成し遂げられたという喜びがあります。
その喜びを、才能のある者は感じることができないのだとしたら・・・。
 
やはり、凡人で良かった!そう確信するのでした。
だから、今日もコツコツ努力を積み重ねます。