たくさんのいい話をたくさんの人に読んでもらいたい・届けたい・広げたい【運営】プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動

無料メールマガジン
いい話を読む
いい話を投稿する
みなさんの感想
いい話グッズ購入

いい話を読む

第1491号 ちょっといい話『「志賀内泰弘が選ぶ金言・銀言」(その1)』

日本実業出版のビジネス誌「企業実務」に、
「志賀内泰弘が選ぶ金言・銀言」というコラムを1年半にわたり
連載させていただきました。
その中から、いくつか、
「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動にも繋がる
「より良い仕事の仕方」
「生きる上で大切なこと」
をピックアップして、転載させていただきます。

 
    *    *    *    *    *
 
「十両の客より百文の客を大切にせよ」
渡辺崋山「商人八訓」より
 
現代に置き換えるのなら、イタリア製ブランドのバッグを
買ってくださるお客様よりも、
日本製のどこにでもあるようなハンカチーフを
買ってくださるお客様を大切にしなさい、
ということでしょうか。
 
もちろん、十両の客をないがしろにしろ、
というわけではありません。
 
「百文の客、つまり、取引の少ないお客も、
 十両のお客以上に丁寧に対応しないさい」
 
ということです。
 
ところが、どっこい。
それがなかなかできません。
目先のことに囚われてしまうからです。
 
タクシーの運転手さんに教えてもらいました。
千人の中で毎月売上の一位、二位を争っている人です。
「多くのタクシードライバーは、初乗り500円のお客様を嫌います。
いかにもワンメーターと思われる人が手を挙げていると、
見ないフリをして通り過ぎます。
 
でも、私は500円のお客様をすすんでお乗せします。
そして『お仕事お疲れ様。今日は接待でしたか?』
とさりげなく声を掛けて話を聞いてあげます。
降りる時、『名刺をくれるか?』と言われるので手渡します。
忘れた頃に電話がかかってきます。
 
迎えに来て欲しいと。それは高速道路を使って2万円もかかる遠方の仕事でした。
500円のお客様を大切にすることが、トップになる秘訣なのです」
百文のお客様は、いずれ百万両のお客様になるのです。