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第1440号 ちょっといい話『人は、無欲にはなれないが』志賀内泰弘

34年ぶりのことです。京都の名刹・大徳寺大仙院を訪ねました。
なんともラッキーなことに、閑栖の尾関宗園さんがいらっしゃり、
ほんの少しだけ会話を交わさせていただくことができました。
「閑栖」とは、隠居した先代の住職の呼び名です。
 

 
実は、34年前に訪ねた際にも、お目にかかっていました。
それもその日は、他に参拝客は一組もなく、ゆっくりとお話を伺えました。
当時、テレビ番組によく出演して法話をされており、
有名人だったので感激したことを覚えています。(ミーハーなので)
 
今回は帰り、宗園さんの著書を買わせていただくと、
丁寧にサインを書いて下さいました。
「奥さんの名前はなんて言うの?」
と頼みもしないのに聞かれ、夫婦連名で書いていただきました。
 
さて、その宗園さんの「心配するな、なんとかなる」PHP研究所の中にあるお話です。
 
「無欲」とはいったい何か?
生れたばかりの赤ん坊を育てる母親の姿を想像してみなさいと言われます。
無心に乳を吸いながら眠っている赤子の姿を、
欲の目で見るお母さんは一人としていません。
「この子を育てたら、こんな利益がある」
などと考えもしないのです。
それこそが「無欲」です。
さらに自己犠牲という観念すらありません。
 
そう、母親の子供に対する愛情は、
見返りを期待しない無償の行為なのです。
ところが、です。
子どもが成長するに従って、次第に子供を見る目が異なってきます。
「元気に育って欲しい」
「立派な子になって欲しい」
さらに、
「金持ちになって欲しい」
「いい会社に就職して欲しい」
「あの子より、もっと成績が良くなって欲しい」
など。
成長と共に、どんどん「欲」が出て来るのです。
あの「無欲」はどこへ行ってしまったのでしょうか。
 
その「欲」が大きくなると、それは「苦しみ」に繋がります。
「欲」が満たされないから苦しむ。
「欲」を達成しても、次の「欲」が湧いてくる。
でも、尾関さんは、こんなふうに説いていると言います。
 
「無欲になれとよく言うが、無欲になどなれない」
と。誰でも「欲」を持っていて当たり前。
しかし、「欲」に溺れてしまわないために、どうすればいいか。
それは、
「自分で自分を判断する」ことだと言います。
 
「ははあ、これがオレか」
と、気付くこと。
 
「お金が欲しい」
「有名になりたい」
「美人の彼女が欲しい」
「お金持ちと結婚したい」
「いい会社に就職したい」
 
そういった「欲望」自体が悪いわけではない。
「欲」のかたのりの人間の中にも、
前述の母親が赤ちゃんを思う気持ちのような「無欲」を本質に持っている。
だから、「ああ、今、欲に動かされているな」と自覚すること。
そうすれば、苦しみの淵に落ちることはない。
 
「欲」は、ある時は、エネルギーになります。
その「欲」のおかげで、出世したり、夢がかなったりします。
「欲」をコントロールすること。それは必ずできるはず。
なぜなら、人は元々、「無償」の喜びを持っているのですから。
 
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