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第1425号 ちょっといい話『「壁の超え方」(その5)「「忘れる」よう心掛ける』志賀内泰弘

将棋棋士・羽生善治のお話です。
将棋界には、
「反省はするが、後悔はしない」
という言葉があるそうです。
確かに反省は必要ですが、
それが済めばいつまでもうじうじと後悔する必要はなく、
その経験を自分自身の実力のうえで
必要不可欠なプロセスとして受け止め、
消化し、昇華させることが大切だと言います。
 

勝負事には、「幸運な勝利」はあっても、「不幸な負け」はない。
「負け」には何かしらの理由がある。
それをきちんと検証し、反省する必要があると。
 
しかし、もし最後の詰めでミスをしてしまったら、
どうすればいいのでしょうか。
羽生さんが、どんなに天才だと言われても、
常勝することはできません。
負けることもあるし、打つ手を間違えることもあります。
 
羽生さんは、そんな時、こんなふうに乗り越えるのだと言います。
一つは、悔やまず、すべてを無にして
「自分の将棋は次の一手から始まる」
と思うこと。
ゼロにするのですね。
終わったことは仕方がないと割り切り、
今、この瞬間がスタートだと気持ちを切り替える。
 
そして、もう一つは、忘れること。
これが一番の得策だそうです。
どんなひどいミスをしても、すぐに忘れるようにして来た。
そのおかげで、最近では努力しなくてもすぐに忘れられるとまでも言います。
「忘れる」ことも努力次第で身に付けられるのですね。
 
人間の最大の能力は、
「忘れること」
だと言います。
記憶しておかなきゃいけないことも忘れてしまう。
でも、嫌なことも忘れる。
もし、嫌なことを全部覚えていたら、
ストレスで精神が参ってしまうことでしょう。
 
羽生さんは、こうも言っています。
「どうであれ、次の一日は、始まるのだ」
と。「壁」は忘れることで、乗り越えられます。