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◆志賀内の愛読新聞

第483号 「あなたはもっと自由になれる」志賀内泰弘

『あなたはもっと自由になれる』

本来、私たちは自由なのに、 ぜんぜん自由でなくなっている自分に気づかれたことはありますか?

私も決して偉そうなことは言えないのですが、 案外、自分自身で自由への道を閉ざしてしまっています。

「こうでなければならない」 「このようにあるべきだ」 「こう見られていなければならない」 「このようにしなければならない」

など、など。

私たちは、知らない間に自分の意志とは関係なく、 自分を不自由にしてしまっていることも多く見られます。

こういう視点で自分を見つめ直してみますと、 自分自身の夢にだって限りをつけてしまっていることや、 本来楽しめるはずなのに、ほとんど何も楽しめていない自分を 発見してしまったりして愕然としてしまうのです。

ちなみに、会社での同僚との会話などでちょっと意識して、 「~ねばならない」「~するべきだ」という表現を使う回数を数えてみられるといいです。

ちょっと不謹慎ですが、何かの会議や打合せの際にどなたかの発言にフォーカスして、 一度カウントしてみてください。本当にびっくりしますから。

以前、あるスタッフとのせいぜい5分くらいのやりとりのなかで、 内緒で数えていたことがありました。

何と、17回! たった5分で、しかも互いのやりとりがあって、17回ですよ! 私たちは、実はこんなにも何かにしばられているのです。

ここで、あなたのなかの「~しなければならない」「~でなければならない」を、 一度書き留めてみたいと思います。

あなた自身のなかにあるこだわりや囚われと考えていただいて結構です。どうぞ!

佐野浩二さんの新刊「幸感力」(ごま書房新社)より

*    *    *    *

いかがでしたか? 案外たくさんあったと思われませんか?

ここで一つ提案があります。

「~しなければならない」という表現を消して、 「~すると楽しい」「~すると幸せ」に書き直してみましょう。

そして、書き直したものを、よく読み返してから捨ててしまいましょう。 これで、メンタル的にはリセットです。

どうしても捨てたくない人は、逆にことあるごとにながめるようにされてもいいでしょう。 いずれにせよ、リセットをかけることが大事なのです。

ところで、ほかにも同じような心の状態をつくってしまう言葉があります。

「がんばる」

一体、私たちはどれほどこの言葉を使ってきたことでしょう。 「がんばる」のはよいことで、「がんばらない」のはよくないこと!?

いつしか、勝手にそう決めてしまっています。 そして、周囲の認識もそうなっています。

いざ、「がんばらない」と意志表示してしまうと、 何やら大いに批判を浴びてしまうようで、 少々コワイですよね……。

でも、「がんばる」からストレスをためてしまうことになり、 本来出せるはずの成果を出せないという事実だってあるのです。

これは、~の~先生によれば、「努力逆転の法則」と呼ぶのだそうです。 がんばればがんばるほど、成果がついてこない…。

これでは、本末転倒です。

「がんばる」と必ずつきまとうのが、 先ほどの「~しなければならない」という発想や言葉遣い。 これって、結局どんどん自分の首を絞めてしまいます。

プロゴルフの石川遼クンやフィギュアスケートの浅田真央チャンなどをはじめとして、 最近の若手アスリートたちがよく使うのは、「楽しむ」という表現。とても参考になります。

この「楽しむ」という言葉の定義を、

「真剣に、本気で、結果を恐れず、思いきって、リラックスして、ワクワクしながら、自分らしく取り組む」

という意味だとお伝えすると腑に落ちるでしょうか?

楽しめると、たとえ「がんばった」としてもムダなストレスを貯めずに済むようです。 たとえ、少々貯めてしまったとしても、最小限ですみます。

その結果、感情レベルで足を引っ張るものが限りなく少なくなるわけで、 私たちの“幸感力”をもぐんぐん高めていってくれそうです。

「がんばる」と「楽しむ」と「自由」の不思議な関係。 できるだけ、心を自由に開放してあげたいものです。