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第1715号 ちょっといい話『建設業の心温まるいい話(その1)』志賀内泰弘

今日は、日刊工業新聞社編集局編(降籏達生選)「建設業で本当にあった59の心温まる物語」から、建設業に就いている方々の「仕事」との出逢いのエピソードを紹介させていただきます。

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「ベテランに負げねぇぞ!」

樋下建設株式会社  髙橋 学さん  岩手県

私の父は重機オペレーターをしています。小学生の時に初めて、重機に乗り作業をする父を見ました。父は大きい重機を自分の手足のように動かしていました。私が建設業に就きたいと思ったきっかけは、そんな父がとてもかっこよく見えたためです。
「私も父のように重機を動かしたいなぁ」
ただそれだけの理由で、高校では土木学科を選択しました。

そして現在の会社に入ることにしました。入社前に社長と面談をした時にこう聞かれました。
「我が社に入ったら何がしたい?」
私が「父のような重機オペレーターになりたいです」と答えると
「せっかく高校で土木の専門知識を勉強したんだから施工管理をやってみなさい」
と言われました。そして現在では施工管理者として現場の責任者を任せていただいています。

あるとき、下水道工事をしていました。土に埋まってしまうものを苦労かけてやっても意味がないと思っていました。すると住民のおばあさんに「いつも工事をしてくれてありがとう」と言われたのです。その時、自分がやっている仕事の大切さに気づきました。土に埋まってしまうものなんて、誰も見ていないし評価もしてくれない、なんて思っていたのに、ちゃんと見てくれている人もいるんだな、と。

建設業は日本にとって本当に大切な仕事で、みんなのためにいろいろな物を造るスペシャリストの集団だと思っています。ベテランに負げねぇぞ!

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父親の存在って大きいですよね。別に、家業で継がなくてはならない「使命」があるわけではないのです。父親の働く背中を見て育つと、自分も同じ仕事に就きたくなる。

ということは、もしも親が「こんな仕事は嫌だ」「辞めたい」と家でいつも愚痴を言っていたら、反対のことが起こるかもしれません。世の中には、想像できないほど多くの「仕事」があります。その一つと出会うのに、親兄弟ゆ周りの人の影響がどんなに大きいとかを知るお話です。