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第1592号 ちょっといい話『「王様のブランチ」で紹介されました!』志賀内泰弘

もうびっくりです。
12月23日、TBSの「王様のブランチ」という情報番組の書評コーナーで、
拙著「眠る前に5分で読める、一日一話でほっとする話」イースト・プレス社
が紹介されたのです。

志賀内にとって、まさにクリスマスプレゼントでした。
http://www.tbs.co.jp/brunch/book/20171223.html

全国放送ですが、残念ながら名古屋地区では見られません。
どうも後日、BS放送で配信されるとも聞きました。
どんな内容だったのか。
司会の渡部健さん(アンジャッシュ)、
佐藤栞里さんがどんなふうにコメントして下さったのか、
気になります。

ネット社会になったとはいえ、
放送直後に友人から「見たよ!」と連絡が入りました。
本人が見てないので、嬉しいやら、悔しいやら・・・。

さて、
「眠る前に5分で読める、一日一話でほっとする話」の感想が、続々届いています。
40本の「いい話」の中で、どのエピソードが心に留まるか。
その人によって異なるのが興味深いです。

その生い立ちや、今、抱えている悩みによって、
心に響く話、波長の合う話が変わるのですね。
そこで、著者の期待や推測を大きく裏切ることが起きました。

なんと!本編ではなく、「前書き」として書いた
「はじめに」が一番反響が大きいのです。特に、女性から。

編集者Yさんから、校正作業もほぼ完了し、
最後の最後になって、「前書きを書いて下さい」と急に言われ、
ムッとして慌てて書いた原稿です。
でも、肩に力が入らず、ササッと書いたからよかったのかもしれません。
全文、下記に転載させていただきます。

*   *   *   *

「はじめに」

今日も一日、お疲れさまでした。
もうお風呂には入られましたでしょうか?
パジャマには着替えておられますか?
それとも、へとへとで、帰って来るなり、そのままソファでぐったり?

こんなに頑張っているのに、予期せぬことが次々とおきて……ついついため息。
そんな方々に、少しでも「ほっ。」をお届けしたくて、この本をつくりました。
私自身も、言葉に表せぬほどの、
つらいこと、悲しいことをたくさん経験してきました。
そんなとき、「元気」の源となるのが、
友人・知人から耳にする「いい話」でした。

そのひとつです。
ある日、子育て中で大忙しの女性の友人から、電話がかかってきました。
「こんなことがあったのよ、聞いて聞いて~」
というのです。

地下鉄に乗っていると、ふたりの女子高生が大声でおしゃべりをしていたそうです。
髪を染め、長いつけまつ毛に派手な化粧。
チラッと顔を見て、つい「ああ、親の顔が見てみたいものだ」と思いました。
まわりの人たちも、眉をひそめています。
関わらぬように下を向き、うとうとしていると、突然車内に、
「キャー!」
と、叫び声が響きわたりました。
真向かいに座っていた女子中学生が吐いてしまったのでした。
床に汚物が広がります。中学生の両脇に座っていた人や、
近くに立っていた人たちは、いっせいに身を引いて、
逃げるようにしてよけました。

次の瞬間でした。
あの、さわがしかったふたりの女子高生が中学生にかけより、
カバンからハンドタオルとティッシュペーパーを取り出し、
床をふきはじめたのです。
それも笑いながら、楽しそうに。
ビニール袋に汚れたものをまとめ、
床はあっという間にキレイになりました。
それだけではありませんでした。
「ちょっと臭うね」
と言うと、かばんから制汗スプレーを取り出して、シューッと一吹き。
「これでいいじゃん!」
車内によい香りが広がりました。

そして、ふたりは何もなかったかのように、
再びおしゃべりを始めたそうです。
彼女たちの淡々とした行動は、
まわりに迷惑をかけてしまった中学生に、
心の負担をかけさせないための
「気づかい」であるような気がしたそうです。

これは、私自身が体験した出来事ではありません。
それなのに、その場に居あわせたかのように、
なんだか心に明かりが灯ともり「ほわっ」と温かくなった気がしました。
そして、ささやかですが「力」が、わきあがってきました。
じつは、このとき、私はひどく落ちこんでいました。

ほんの少し前、妻が大病にかかっていることを
病院の先生から告げられたばかりだったからです。
長年にわたって取材してきた、とびきりの「いい話」をご用意しました。
眠る前に、ちょっとだけページを開いていただけたらうれしいです。
「幸せ」の「お福分け」。
ではまた、明日、元気な笑顔で!
おやすみなさいませ。