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第1558号 ちょっといい話『「情けない」と思うことから、心が変わる』志賀内泰弘

昔は、電車やバスで、お年寄りに席を譲ることができませんでした。
なぜなんだろう。自分に問いかけてみました。

理由その1
同じ料金を支払っているんだから、自分だって座りたい。
(ああ、なんて傲慢なことでしょう)

理由その2
誰か他の人が譲ってくれるだろう。
(自分は嫌だけど、結果、誰かが譲れば同じことと思う)

理由その3
「あいつエエカッコシイやなあ」と思われるのが嫌だ。
(だって、立派な人間じゃないことは、自分でもよくわかっているもの)

理由その3
別の日なら譲るけど、今日は俺も疲れてるんだ。
(じゃあ、どのくらい元気なら譲れるのかなぁ)

などなど、理由はいくらでも湧き出てきました。
なんという心のねじ曲がっていたことか。
本当に情けなくなります。
トホホホ。

でも、今は違いますよ。
はい、サッと迷わず譲れます。

でも、でも、道端のゴミを、サッと拾えないことがあります。
やはり、同様に、「拾えない言い訳」をぐだぐだとしたりします。
今日は、雨で手が汚れるからとか。
両手に荷物をいっぱい持っているからとか。
近くにゴミ箱が見当たらないとか。
たまたま、いつもは持っているレジ袋がカバンに入っていないとか。
一つじゃなく、とてつもなく多量のゴミで、拾いきれないからとか。

「こりゃいかん」と反省し、
10メートルも行ってから、引き返して拾うこともあります。
やっぱり今も、トホホです。

さて、新聞にこんな投稿記事を目にしました。
転載して紹介させていただきます。

*    *    *    *    *

「見ないふり もうしない」
加藤 希子 大学生 (岐阜県土岐市)19歳

大学生になってから、バスをよく利用するようになった。
私が乗るのは通勤ラッシュより遅い時間で、
スーパーに近いバス停があるからか、高齢者が多い。

ある時、つえをついたおじいさんがバスに乗ってきた。
入り口付近の席は埋まっていた。
それを見て女の人が席を替わり、
おじいさんが降りる時は手伝ってあげていた。
私は、ただ見ていただけだった。
何もできなくて、自分が情けなかった。

あの女の人だって、私のように見て見ぬふりをすることもできた。
でも、彼女は手を差し伸べた。
私と彼女の間には、大きな違いがあると感じた。
今度は私も、女の人のように、
手を差し伸べる側の人になりたい。
強くそうおもっている。

2017.1.13中日新聞朝刊「発言」より

 

*    *    *    *    *

 

わかります。
わかります。
すごくその気持ちがわかります。
私も同じだから。

席を譲れなかった時、
ゴミを拾えなかった時、
「自分が情けない」
と思うのです。

でも、それって悪いことじゃないと思うのです。
なぜなら、それが、第一歩の行動へと結びつく「心の動き」だからです。

卑下することはない。どんどん「情けない」と思えばいい。
すると、「よし!手助けしよう!」というモチベーションが上がります。

それにしても、この大学生の素直さには頭が下がります。
だって、私が学生時代といったら、エゴまるだしで・・・。
トホホホ。