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第1750号 ちょっといい話『どういう人が成功するのか?』志賀内泰弘

その昔、本田健さんの書かれた本に、
「人から応援されやすい人が成功する」
と書かれてありました。それを目にした時、思わず「うんうん」と頷いていました。

志賀内の人生が「成功者か否か」は別にして、物事が「上手く行った!」と感じる時には、必ず周りの人たちの「応援」があることに気付いていたからです。それだけではありません。人生を振り返ってみると、「心の師」と呼ぶ人たちから、無償の愛をたくさん受け取ってきました。その行為を通じて、「ギブアンドギブ」の精神を学ぶことができました。

さて、最近、学生を対象とした小さな小さなセミナーを、試みとして始めました。「学生生き方塾」というタイトルです。そのセミナーに参加された学生のうち、たまたま3名が学校の先生を目指しており、二次試験(最終)の結果を数日後に控えているという状態でした。そのため、講師の面々は「合格祈ってるね」と言って散会しました。

そして…発表日当日。残念ながら、そのうちの一人の女子学生Hさんが不合格。でも、気丈夫に、
「大丈夫です。あきらめたわけではありません」
と言います。なんと声を掛けたらいいのやら。そこで、不朽の名作と言われているコミック「スラムダンク」(井上雄彦・集英社)の名セリフをメールで伝えました。

「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」

さて、それから数日後のことです。セミナーで講師の一人を務めてくれたOさんに会った際、こんなことを聞きびっくりしました。

「ほら、この前のセミナーに参加した私の真ん前に座っていた・・・ナントカという学生さん」
「ああ、Hさんですか」
「そうそう、Hさんからメールが来ました」
「なんて?」
「残念ながら結果は不合格でした。応援して下さったのに申し訳ありません、って」
「そうなんです。残念ですが、あの中では彼女だけ受からなかったんです」
「私は、すごいなあって思ったんですよ。だってね、不合格で落ち込んでいる時にね、たった一度しか会ったことのない人に対して、『応援して下さったのに申し訳ありません』なんて、わざわざ報告なんてできませんよ、普通はね」
「そうんなです。彼女はちょっと普通じゃないんです。心のレベルが高いんです。不合格とわかってすぐに、どうやら何人もの励ましてくれた人たちに、電話をして報告したようなんです」
「私は思うんですよ、志賀内さん。彼女みたいな人が成功すると。必ずやこの挫折を乗り越えて、いい先生になってもらいたいです」
「ホントですね。応援したくなる人です」
「同感です」

彼女は、来年また試験にトライすると明言しています。この国のためにも、彼女のような人に、ぜひ子供たちの未来を託したいものだと思っています。志賀内もOさんも応援し続けます。フレー!フレー!Hさん!!