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第1741号 ちょっといい話『東海地方の建設業で本当にあった心温まるいい話(その3)』志賀内泰弘

当メルマガではすっかりお馴染み。NPO法人建設経営者倶楽部KKCの降籏達生さんが発刊された「東海地方の建設業で本当にあった心温まる物語」から、選りすぐりのお話を紹介させていただきます。

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「パパが造った滑り台で皆と遊べるんだね」

名鉄EIエンジニア株式会社
井浪 深至様

建設業の仕事は3Kと言われています。3Kとは、「キツイ」「キタナイ」「キケン」です。そのせいか、建設エンジニアは子どもに人気の職業にはなれません。それを知ってか、建設業で汗を流す親たちも、自分の仕事を子どもに誇らしく話すことも少ないようです。かくゆう私も同じような思いをしており、自分の仕事の内容を息子に話すことができずにいました。

そんなある日、息子を連れて遊びに行った公園でその出来事は起こりました。遊具で遊んでいた息子が突然私のところに来て、
「この滑り台やブランコは、パパが造ったんでしょ。パパのおかげで皆と遊べるんだね。パパありがとう」
と言うのです。

その公園の遊具は、数年前に私が施工したものでしたが、息子に自分が造ったことを伝えたことはなく、なぜ息子が知っていたのか分かりませんでした。そして息子はさらにことばを続けました。
「ぼくも将来は、パパのように皆が遊べるようなものを造りたいなぁ」
その息子のことばを聞いたときに、私は胸にこみ上げるものを抑えきれませんでした。後から分かったことですが、妻が息子に、
「この公園はね、パパが造ったのよ。すごいでしょ」
と伝えていたそうです。

それからは、今まで以上に自分の仕事に誇りを持って従事できていますし、自分の仕事の話をもっと息子に話していこうと思いました。そして、いつの日か息子が建設業の仕事をしてくれることを願っています。

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泣かせますねぇ。子供は親の背中を見て育つ、と言います。まさか、親の仕事を見て育つとは!