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第1734号 ちょっといい話『東海地方の建設業で本当にあった心温まるいい話(その2)』志賀内泰弘

当メルマガではすっかりお馴染み。NPO法人建設経営者倶楽部KKCの降籏達生さんが発刊された「東海地方の建設業で本当にあった心温まる物語」から、選りすぐりのお話を紹介させていただきます。

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「子どもたちの素直な感想に救われた」

朝日土木株式会社
柴原崇人

私は道路工事の現場で働いています。通常の業務は現場監督ですが、時にはスコップを使って土を掘ったり、ローラーに乗って作業をしたりもします。その際、泥が体に付いたり、重油などで、作業着が汚くなってしまいます。

ある日、その格好を見て、すれ違った親子連れが、
「〇〇くんも勉強しなかったら、あのような仕事をしなければならなくなってしまうよ」
と言われている話が耳に入ってきました。私は悲しくなりました。道路がなければ物を運べないし、舗装がしていなかったら車はスムーズに走行できません。水道、ガス、電気など目の前にあるものが当り前すぎて、感謝することを忘れてしまっているのかもしれないかと思うと寂しく感じました。

また別の日に、私は道路工事でタイヤショベルに乗っていました。工事箇所の近くにバス停があり、小学生の子どもたちがバスを待っていました。その子どもは、タイヤショベルを見て何か話しています。耳を澄ますと、
「格好いいなあ」
と言っているではありませんか。さらにその中の1人の女の子が、
「私、将来はあんな大きな機械に乗って仕事をしたいなあ」
と言ってくれているのが、耳に入ってきました。

捨てる神あれば拾う神ありとはまさしくこのことです。子どもたちの素直な感想が、とてもありがたく、そしてうれしく感じました。職業には貴い仕事、卑しい仕事の区別はありません。いろいろな仕事があり、その立場で誇りを持って仕事をしている方々がいます。私も、その中の1人になれるように、日々努力しています。

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人は、ちょっと辛い時、くじけそうな時、ほんの小さな言葉に励まされます。
「格好いいなあ」
その一言が、力を与えたのですね。言葉の力の大きさが眩しいお話です。