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第1609号 ちょっといい話『高校生の「いい話」2つ』志賀内泰弘

愛知県立津島北高等学校の西尾明先生から、お便りが届きました。生徒さんたちが、「ちょっといい話」というテーマで作文を書いて下さったとのこと。
 
今日は、その中から2編を紹介させていただきます。タイトルは、志賀内が付けさせていただきました。
 
   *   *   *   *
 
「妹は世界一」
川島桃香の作品
 
私には12歳はなれた5歳の妹がいます。妹は弟とケンカをよくするので、少し男っぽいところがあり、年長なので少し生意気です。弟も短気なところがあるので私は妹を助けています。
 
そんなある日、私が親とうまくいかずケンカをして、号泣してしまいました。そこに妹が目の前に来たので、泣いているのを隠そうと、笑顔で、
「どうした?」
と聞きました。すると、妹はティッシュを2、3枚手に取り、私に渡してくれました。
 
私を心配した事を母にバレないようにすぐに母の方へ行ってしまいましたが、5歳児の優しさを感じました。
 
いつもは私が助けていたけれど、その日は私が妹に助けられました。わがままで生意気で大変なところは当たり前にありますが、私にとっての妹は、世界で1番大切な存在です。
 
   *   *   *   *
 
「みんな同じじゃないの」
ペンネーム「リバー」さんの作品
 
ある時、私は電車に乗っている際に片足を義足の男性が電車に乗りこんだ。その時近くには幼稚園程の男の子と親と思われる女性がいた。男の子は目敏く見つけ、ロボットロボットと言っていたが足だけロボットはなぜかと聞いてしまった。
しかし、女性は慌てる事なく、
「人それぞれいろいろあるの」
と・・・。
私はどきりとしたが耳を離せず。
女性は続き、
「○○君におじいちゃんがいないでしょう?でも○○君は悪い子とした?」
男の子は答え、
「してない。何にも!!」
と。女性はまとめ、
「だからね、みんな同じじゃないの。みんな人それぞれで、持ってるものと持っていないものがあるの。でもね、持っていなくてもその人は何も悪くないし、変わらないんだよ」
車内の人達は皆、温かく二人を見守っていた。義足の男性は嬉しそうに顔を逸らした。
 
   *   *   *   *