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小冊子_表紙「ギブギブ」

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第1101号 ちょっといい話『地域に広めたいちょっといい話』志賀内泰弘

愛知県一宮市立尾西第三中学校の三中学校運営協議会では、 身の回りで起きた心温まるできごとを紹介し合い、 思いやりが溢れる地域にしていきたいと願い、 「いい話」を募集しています。投稿は、もう100個を超えました。 今日は、その「地域に広めたいちょっといい話」から3つ紹介させていただきます。

「今日は3敗」

玄関を開けると、背中から元気な声がします。 「おはようございます」 登校してきた生徒の気持ちのよいあいさつです。振り返ってあいさつを返します。 「おはようございます」 校舎に入って廊下でも出会います。 「おはようございます」 「おはようございます」 下校の頃、階段から下りてくる彼を見かけました。 「さようなら」 「あっ、さようなら」 「しまった、3敗だ」 「どういうこと?」 「あいさつの負けです」 私が先に声をかけたから、今日彼は3敗目なのだそうです。 寒空の青さえもうれしい午後でした。

(編集長・志賀内) こういう「勝ち」「負け」っていいですねぇ。相手よりも先に挨拶する。 それは、よほど心掛けないとできません。旅先で、登下校の中学生から 「こんにちは」とか「おはようございます」と言われたことがあります。 そんな時「ああ~やられた」と思い悔しくなります。 次にすれ違う中学生には、「勝ちたい」と思い、 身構えている自分に気付きます。

次は,ある中学校のお話です。

「ベルマーク」

この中学校では,ずっと以前から生徒会・委員会の活動として「ベルマーク」を集めていたそうです。 集めたベルマークで、学校の備品の充実を図ってきました。しかし活動が長く続くと、 生徒も保護者も慣れがでてきて、なかなかベルマークが集められなくなってきたそうです。 そこでこの学校の生徒会は,ベルマークで集めたポイントを自校のために使うのではなく、 復興支援に使ってもらおうと考え、PRを始めたのだそうです。 するとそれまでやや停滞気味であったベルマーク運動が、一気に活発になってきたのだそうです。 自分たちのためより復興支援のための方が活発になる。 これが日本人のよさなら、大切にしたいものです。

(編集長・志賀内) これって、スゴイ話ですねぇ。自分のことじゃなくて、他人のことだと頑張れる。 まさしく、ギブアンドギブ!です。 ああ~日本てまだまだ大丈夫なんだなぁ、と心強くなりました。 きっと彼らが明日の日本を築いてくれるでしょう。

もう1つ。地域の方からの投稿です。

「じゃんけんポン」

旅行仲間と時々日帰り温泉を楽しんでいる。 今日は最寄りのバス停からバスに乗り込むと、 平日にもかかわらずバスはほぼ満席であった。

しかたなく手すり棒につかまって、ぼんやりと見慣れた外の景色を眺めていた。 その時、座席に座っていた数人の女子中学生らしいグループが、 突然大きな声で「じゃんけんポン!」とじゃんけんを始めた。 「そういえばもう夏休みか。仲良しでどこかへ行くのかな」 と何ともなしに見ていると「わーっ」と歓声が上がり、そのうちの一人が私に、 「どうぞ」 と席を譲ってくれたのです。嬉しいような、しかし相応に年齢は重ねているが、 まだまだ若いものには負けない気概だけは持っており、戸惑っていると、 「どうぞ座ってください」 と再度促されて、有難く好意を受けることにした。 着席してから先ほどの彼女たちの行動を思い起こしてみる。

どうやらじゃんけんで負けたものが、社会的弱者に手を差し伸べるルールのようである。 なんとも微笑ましい仲間たちではないかと思っていると、 彼女らは大手スーパーの停留所で降りようとしていた。 とっさに老人の口をついて出たのは、 「Thank You. Good Luck!」 の茶目っ気たっぷりのあいさつであった。 その日は、のんびりと温泉につかり、 身も心も爽快に過ごせたのは言うまでもない。

(編集長・志賀内) 人のためにすることも、楽しんでしまう。なんというポジティブ! きっと、彼女たちは、いつもそうしているんでしょう。 「Thank You. Good Luck!」っていうのもカッコイイなぁ。