第460号ちょっといい話『喜びを分かち合えば倍になる』志賀内泰弘
月刊紙「プチ紳士からの手紙」には、 毎号「金の言葉・銀の言葉」というコーナーがあります。
私が見つけた「キラリ」と輝く言葉を紹介しています。 4月号では、こんな言葉と、それについての思いを書かせていただきました。
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「喜びを分かちあえば倍になり、悲しみを分かちあえば半分になる」
公方俊良著「般若心経 人生を強く生きる101のヒント」三笠書房
一つのケーキを全部一人で食べてしまえばそれでおしまい。 でも、好きな人と、半分ずつ分け合って食べれば、喜びは2倍になります。
幼い頃、お盆や正月になると、我が家に大勢のイトコたちが集まりました。 夏だと、良く冷えた大きなスイカを切ります。
子供のことなので、「これが大きい」「いや、こっちがいい」と、 ちょっとでも大きなスイカを手に取ろうとします。
幼いうちは、理解できません。大きなスイカを食べるのが、 一番幸せだと思っているからです。
でも、歳を重ねるにつれてだんだんとわかるようになります。 一人で大きなスイカを食べても美味しくない。
みんなで一緒に食べるから美味しいのだと気づくのです。
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ちょうど、そんな折です。 平成23年3月26日付朝日新聞の朝刊に、 編集委員の星浩さんが書かれている記事に目が留まりました。
「小雨の降る22日、さいたまスーパーアリーナを訪ねた。 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、 役場と非難した福島福島県双葉町の町民約1200人を含め、 2千人ほどが身を寄せている。 (中略) 印象に残る光景があった。万賀おもちゃなどを無料で配るコーナーに 女の子がやってきたた。積んである折り紙がほしいという。 10枚ほどが入った袋を受け取ると、袋を開けて半分ほどを取り出し、袋を返した。 『ほかの人の分だから』という。
係の人が『たくさんあるから大丈夫』と袋を渡すと、女の子はニコッと笑った。 10枚の折り紙を握りしめて、飛び跳ねるように走って行った。 善意で寄せられた物を、競って取り合うのではなく、みんなで分け合う。
避難している人々の気持ちが、少女にも伝わっているのだろう」
もうそれ以上、多くを語る必要はないでしょう。 この少女のような心を大切にして生きたいものです。
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