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第1748号 ほろほろ通信『すぐにお届けします』志賀内泰弘

名古屋市守山区の三浦まさ恵さん(34)が、冬支度のために家族で衣料品の量販店に出掛けた時の話だそうだ。たまたまバーゲンセールをしていたので、たくさん買い込んで帰宅した。ところが、家で着てみると、そのうちのパンツのサイズが合わない。たしかハンガーにはMサイズと表示されていたはずなのに、Lサイズだった。よく確認してから買わなかった自分の不注意だとあきらめ、何とか我慢しようと思った。しかし、ダブダブではくことができない。

思い切って店に電話をかけた。万一、取り換えに応じてくれたとしても「また出掛けるのが大変だなあ」と思いつつ。ところが、電話に出た店員さんが「それは申し訳ありません。在庫を確認してすぐにお届けします」と即断でおっしゃった。本当に「すぐ」だった。40分後に玄関のチャイムが鳴った。店は北区大曽根。夕方のそれも雨の降るラッシュ時だ。店の仕事があるだろうに、車に飛び乗って来てくれたのだと推察できた。

「商売だから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、なかなかできないこと。クレームはチャンスと何かの本で読んだことがありますが、こんな迅速な対応にこの店のファンになってしまいました」と三浦さん。ご主人と娘さん二人と一列に並んで「本当にわざわざありがとうございました」と手を振り見送った。心まで温かくなったという。

<中日新聞掲載2008年6月1日>