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第1710号 たった一言でコンテスト受賞作品★こころぽかぽか賞★『じゃあ、あなたの将来はどうなるの』

<掲載時のお名前>よもぎさん
<年齢>32
<性別>女性
<住所>神奈川県横浜市

<心に響いた「たった一言」>
「じゃあ、あなたの将来はどうなるの」

<「たった一言エピソード」>
「お前なら推薦も出せるが、お前の家に大学に行く金ないだろう」

進路相談の時に担任の先生に言われた言葉だ。そう、私の家は裕福と呼べるものではなかった。私の稼いだバイト代のほとんどは家に入れていたし、修学旅行の積立金も「絶対に行かないから」と言って途中で返してもらったほどだ。なので、担任の先生にそんな事を言われても仕方ない。

そんなある日、普段から私のことを気に掛けてくれていたY先生が大学には行かないのかと聞いてきた。私は投げやりに「うちにそんな金ない」と答えると、Y先生は「自分でバイトをして稼げばいいじゃない」と言った。私のバイト代は親が使っている事を伝えるとY先生は悲しそうな顔をして言った。

「じゃあ、あなたの将来はどうなるの」

私の将来? 当時、お金のことばかりに気を取られていた私は、何になりたいかではなく、何になれるのかを考えるようになっていた。そんな私の将来を本気で考え心配してくれたのはY先生だけだった。

この言葉をきっかけに、私は少しずつ自分の将来のための進路を考えるようになれた。もちろん、お金がないのは変わらないので大学に進むのは難しかったが、Y先生はその後も色々調べてくれて、結局私は職業訓練校に進むことになった。そして今、私はそこで学んだことを活かした仕事に就いている。私の将来を照らしてくれたY先生からの大切な言葉の話だ。