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第1687号 たった一言でコンテスト受賞作品★こころぽかぽか賞★『この楽しさを知ってれば、大丈夫でしょ!』

<掲載時のお名前>浅草太郎さん
<年齢>23
<性別>男性
<住所>東京都世田谷

<心に響いた「たった一言」>
「この楽しさを知ってれば、大丈夫でしょ!」

<「たった一言エピソード」>
半年前、ぼちぼち就職活動を始めようとしていた僕は、アルバイトに熱中しすぎて周りの学生に対して出遅れたと感じ、就職活動がうまくいくか不安になっていた。

アルバイトは、浅草の人力車俥夫。僕の同僚は、2割が学生のアルバイトで、残りが社会人という具合だった。いつもより元気の少ない僕を気にかけて、仲の良い坊主頭の先輩が声をかけてきた。先輩は高校を卒業してから、引っ越し会社で働き、僕が入る少し前に人力車の俥夫を始めている3歳上の元ヤンだ。先輩はたくさんの本を読んでいて教養が豊かで、いつも僕の知らない話を聞かせてくれる。

「元気ないじゃん」と言われた僕は、正直に「就活が不安なんです。」と打ち明けてみた。
すると先輩は「明日の昼1時間あけといて」と言ってきた。

翌日先輩に連れられて隅田公園に行くと、真昼間からメンチカツを肴にビールを飲んだ。ビールを飲みながら笑っている僕に先輩は「300円あれば、昼間からこんなに幸せな気分になれるんだよ。どんなところに就職しても、300円は稼げるだろ。この楽しさ知ってれば、就活なんて大丈夫でしょ!」と言ってくれた。
その日はよく晴れていてスカイツリーがスンときれいな空に向かって伸びていた。

すっきりした気持ちで無事に就職活動を終えた僕は、坊主の先輩とまた、公園でビールを飲みながらいろいろな話を聞かせてもらっている。
これからは僕も、先輩に喜んでもらえるような話をたくさんできるようになりたいと思う。