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第1611号 たった一言でコンテスト★こころぽかぽか賞★ 「辛いのはあなたがいい子だからだよ」

<掲載時のお名前>めいさん
<年齢>19
<性別>女性
<住所>愛知県名古屋市

<心に響いた「たった一言」>
「辛いのはあなたがいい子だからだよ」

<「たった一言エピソード」>
中学生の時に精神病になり、一年もの間家族に迷惑をかけた私を
献身的に優しく支えてくれた家族。
だけど一年間の闘病生活の末両親に返せたものは、
せっかく高校に入学し立ち直る機会ができたのに、
我儘にも行きたくないなどと言い出し再び逆戻りの通院生活だった。

それどころか頑なに通学を拒んだ末退学し、
引きこもりへと症状は悪化してしまう。
学校生活では友達もすぐにでき悩むところのないはずであったが故に、
今思えばそれはただの甘えだったけれど、
家族は私を責め立てたり急かすようなことはしなかった。
だからこそ当時の私は辛くて、辛い死にたい、
などと繰り返しては両親、特に母親を困らせていた。

ある日私はとうとう耐え切れなくなって言った。
「ごめんね、こんな私が娘でごめん」
「どうしてそんなこと言うの?
私はあなたが生まれてきてくれて嬉しいよ」
「でも私、普通じゃない。自分が嫌。ごめんね。
お金も沢山使わせてる…ただの金食い虫だもん」
「謝らなくていいんだよ。ゆっくりやっていこう」
「でも辛いよ」
「辛いと思えるのはね、あなたがいい子だからだよ。
そんなあなたが娘で嬉しいよ」

私は泣いてしまった。
いい子なんて気遣いからの言葉だったかもしれないけど、
私は本当に嬉しかった。私もお母さんが母親でほんとによかった。
もちろんお父さんも妹も、みんなが家族でよかった。

そうか、私が辛いと思えるのはまだ良心が残っていて、
立ち直りたいからなんだ。今までのことを後悔してるんだ。
そう思ったらすぐにでも何かやらなければと思って、
まずは大学入学を見据えた。
幸い勧められて高卒認定だけは取っていたので受験資格はある。
ちなみに、取るように勧めてくれたのも両親だった。
当時の私には言いにくかっただろうに、ちゃんと私の未来を見据えて、
私が立ち直ろうとすると信じて、
それを勧めてくれたのだと思うと痛いくらい胸が熱かった。

結局私は一年浪人して大学に入学した。それが今年の話だ。
今はバイトもして、そのお金で今年の母の日には
ブリザードフラワーと名前入りの口紅を、
父の日にはお酒と名前入りの万年筆を贈った。
毎日忙しいとか大変とか愚痴を零しながらも、
そう言える日々が本当に楽しいです!

あの時「辛いのは私がいい子だからだよ」
と言ってくれたお母さん、本当にありがとう。
大好きです。