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月刊誌プチ紳士からの手紙






小冊子_表紙「ギブギブ」

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第1435号 たった一言でコンテスト★こころぽかぽか賞★「他人を待ってちゃ駄目だよ」

<氏名>高橋さん
<学校名・学年>
刈谷市立朝日中学校

<心に響いた「たった一言」>
「他人を待ってちゃ駄目だよ」

<「たった一言エピソード」>
私は友達付き合いが苦手だ。具体的に言うと、話す事が苦手。
クラスの子達が好きなアイドルグループや、
テストの結果について盛り上がっていても一人、黙々と本を読む。
本当は一緒に話して・・・と妄想を膨らませている間に、
休み時間が終わる。そんな毎日だ。

ある日、唯一すらすらと何でも話せる友人に、この事を相談してみた。
「私、もう二学期なのに全然しゃべれ無いんだけど・・・どうしよう」
私はあまり真剣にならず、軽い気持ちで友人に問うたのだが、
友人は私とは対照的に呆れた様に答えた。
「それさ、いつも言ってるよね」
急にお腹の底が冷えた感じがした。
私は何も言えず、歩く速さが少し速まった。
「他人を待ってちゃ駄目だよ」
淡々と言う友人。しかし無愛想な言い方の中にも温かさを感じた。
私は、歩きながら、言われた言葉を噛み締める。
教室でずっと口を開かない自分を想像した。
誰か話し掛けてくれないかな。こっちに来てくれないかな。
・・・なんて他力本願なんだろう。
誰かが来るのを待つのではない、自分から進んで行かなくてはならないのだ。
そんなあたりまえの事に気がつかなかった私は、少し恥しい気持ちになった。

横を歩く友人に目を移す。その表情は少し笑っていた気がした。
「本当、ありがとね」
私がそう言うと、友人は照れ臭そうに私を軽くたたいた。