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第1656号 ちょっといい話『刹那・・・明石家さんまさんの生き方』志賀内泰弘

辛いことがあると、
心の中で「刹那刹那」と唱えるようにしています。
「刹那」とは仏教の言葉で、
「ほんの一瞬」というごくごく短い時間の単位のことです。
一説では、1秒の60分の1を指すとのこと。
「刹那刹那」と言いながら、その一瞬も光の如く過ぎゆきます。
その一瞬の時間を大切に生きよう!
辛いからこそ、この一瞬を大切にしよう。
過ぎた時間は取り戻せない。それなら、これからやってくる時間を大切にしよう。
そういう思いを込めて、「刹那刹那」と唱えます。

さて、堅い話から、いきなり柔らかい明石家さんまさんの話へ飛びます。
テレビのバラエティ番組で、さんまさんがインタビューを受けていました。
「落ち込む時ってあるんですか?」
この質問に、即座に回答しました。
「ない」
と言い切ります。
さんまさんは、こう解説します。
「落ち込む人間は自分を過信している奴。
もっとできたんじゃないかとか、もっとお笑いとれたんちゃうか、とか。
そういう芸人も多々いる。しかし、オレは自分を絶対過信していない。
『こんなもん』といつも諦めてます。いつも一生懸命精一杯やっている」

いやぁ~参りました。
いつだって、オチャラケ(もう古語かな)けてるさんまさんが言うから、
誰もが認めるお笑い界のトップだから、
「そうだったのか!」
と納得できる言葉です。
この生き方を裏付ける話が続きました。

次の質問。
「さんまさんのマイベストシーンは何ですか?」
その答。
「その日がベストシーン」

カッコ良過ぎます。さんまさんは言います。
「生きてて今日という自分がベスト。今日という日が頂点。
昨日はベストじゃない。昨日の経験を踏まえて今日。だから今日がベスト」
と。

じゃあ、それは具体的にどういう生き方なんだろうと思いました。
そこへ、さんまさんの、有名なエピソードが語られました。

さんまさんは、ファンサービスが素晴らしいことで有名です。
よほどでないかぎり、写真を撮ってもオーケー。
一緒に撮ってあげることもあります。
ある時、箸袋にサインを求められました。
心の中では、一瞬、「ムッ」としたそうですが、サインをしてあげました。

それから20年後のことです。
その人が、さんまさんの元にやってきて、
財布の中から「宝物にしています」と言い、
あの日の箸袋を取り出したそうです。
「たまたま、サインできる紙がなかったに違いない。
ああ、そんなに喜んでくれるのなら、絶対断らないようにしよう」
と堅く思ったそうです。

そうなのです。
さんまさんにとっては、テレビに映っている時だけが仕事ではない。
移動中も、ロケの休憩中も、プライベートの旅行中も食事中も、
いつでも「ベスト」なのです。

こんなにも、「刹那」を大切にしている人はなかなかいないのではないでしょうか。

だから・・・トップなのだ。
べストとは、今のこの瞬間を大切に生きること。
言うは易し、行うは難し。