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- 第 112 話 -  『お兄ちゃんの躾』 
さて、きょうのいい話は、
今朝届いたばかりの、
寒い雪国のサポーターから届いた
心温まるいい話です。


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    『お兄ちゃんの躾』


先日、仕事の合間を見てスキーに行ってきました。

私の家から15分程で気軽にスキー場に行けますので、
こんな時ばかりは雪国に住んでいて幸せを感じます。

こんな便利な場所に住んでいるおかげで、
私も子供の頃は両親が仕事で忙しい時は、
弟と一緒に親に朝スキー場に送ってもらい、
夕方には迎えに来てもらうというように
気軽にスキーを楽しんでいたのを思い出します。

田舎のスキー場は、日曜日でもリフト待ちをしなくても
すぐリフトに乗れるくらいスキーヤーがいないのが最近の現状です。

そんな中、夕方頃でどんどんお客さんも減り、
数えるくらいになった頃でした。

リフトの改札口を通る際に、
私たちの前に、
小学生3年生位の男の子と1年生位の女の子の兄弟が
一緒にリフトへ乗ろうと、
改札のおばちゃんにリフト券の回数券の切符を
切ってもらうところでした。

すると、その回数券は二人とも最後の一回分だったみたく、
おばちゃんが、

 「あなたたちもう最後だね…、
  もうお客さんも少ないから
  今回は切符切らないからもう一回乗って、
  上手になるように練習していきなさい」

と改札口をスルーさせました。

私も幼少の頃は、こういったおばちゃんにリフトの改札口で
目をつぶってもらって何回もリフトに乗せてもらったのを思い出し、
なんとなく気持ちが穏やかになりました。

しかし、私がもっとビックリしたのはその後でした。
そのお兄ちゃんが妹に言った言葉でした。

 「○○ちゃん、このおばちゃんに感謝しなさいよ。
  僕たちはもう一回しかリフトに乗れないのに
  おばちゃんのおかげでもう一回多く乗れるんだよ。
  『ありがとう』と言いなさい」

と、妹に大人顔負けの躾をしているではないですか!!

しかも、その時妹さんはすぐ「ありがとう」と言えませんでした。
すると、改札口を過ぎてからまたお兄ちゃんが、

 「ちゃんと言わないと駄目でしょ!!」

と言うと、小さい声で妹さんは、

 「ありがとうございます…」

と言ってました。

もう涙が出そうなくらい感動しました。
昔、あるお寺さんでこんな言葉を聞いたことがあります。

「感謝の気持ちが無い者には、愚痴ばかり!」

いろんな場で私達は、いろんな人に助けられています。
この兄弟のように目に見える援助もあれば、
影で支えられている場合もあります。

「感謝」という言葉がすごく重くも感じましたしが、
その「感謝」という一言で人間関係がすごくスムーズにいくことも
沢山あるのだろうとも感じました。

今、株価が下がっている暗い日本ですが、
その兄弟の将来がなんとなく楽しみにもなりました。



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