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- 第 110 話 -  『我慢と忍耐夢』 
あけましておめでとうございます。
本年も、当メルマガを
よろしくお願いいたします。


さて、今日は、新年にふさわしく、葉室頼昭さんのお言葉を
紹介させていただきましょう。
何年か前に、知人の紹介でお目にかかる機会に恵まれました。
形成外科のお医者さんでありながら、
日本で最も由緒ある神社の一つである
春日大社の宮司を務められておられます。
著書も数々。
どれもがロングセラーになっています。


その際にいただいた
「宮司さんのお話」第十五話「我慢と忍耐夢」の中から
一部抜粋してお届けさせていただきます。


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この頃の若者は、我慢しないとかすぐにキレるとか言われ、
会社に勤めても嫌になるとすぐに辞めてしまう人がいます。



ところで、我慢というのと忍耐というのは全く別のものです。
我慢は自分でやりたくないけれども、ひとから言われ、
仕方なくやっているうちに少し辛くなると、
「嫌だな、やりたくないな」
と思い、辛抱することができずに止めてしまうのです。

我慢と忍耐とは、一見似ているように見えますが全く違い、
我慢には夢がありませんが、
忍耐には夢があるのです。
つまり夢をもつことで、どんなに物事が厳しくても忍耐する力が出てくるのです。


(中略)


私が医者になった頃は形成外科というのは日本にはなかったのです。
大学には身体に変形をもった人がいっぱい来ていましたが、
その治療する方法がなく、ただ診察だけを受けて帰っていかれました。


これを見て私は、
何とかこういう人を幸せに出来ないかと夢を持って勉強しましたが、
当時は本もなく教えてくれる先生もなく、
自分一人で努力するという大変厳しい生活でしたが、
このような患者さんを幸せにしたいという夢をもっておりましたので、
いかなる環境にも耐えて忍耐することができました。



よく、子供の頃から歌が好きで歌手になりたいと、
地方から東京に上京したという話を聞きます。
食べるお金がないとか、
それは厳しい生活をしているそうですが、
そのつらい生活も歌手になりたいという夢を持っているから
忍耐できるのです。


今の子供に教育に一番必要なことは、
未来に大きな夢をもたせることだと思います。
夢にもいろいろありますが一番よい夢は、
日本人の祖先が伝えてきたように、
自分以外のものを幸せにするという夢です。


人を喜ばせようと思って努力すると、
苦しみが苦しみでなくなり、
かえって自分の幸せに変わり、忍耐することができます。


神社で行うお祭りは、自分の願い事を神様に願うのではなく、
神様の素晴らしさを敬い、
神様に喜んでいただこうと言うのが本来のお祭りです。
春日大社は奈良時代からのお祭りをずっと続けておりますが、
それはただ神様をお悦ばせすることだけを行っております。
そのため、千二百年以上も続いているのです。


これが、日本人の真実の人の生き方です。
                           葉室頼昭

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実は、「プチ紳士を探せ!」運動事務局発行の小冊子
「ギブアンドギブで上手くゆく」の中にも、
「神社では願い事をするのではなく、「おかげさま」と感謝するものである。
ということを書かせていただいております。
 

 さて、新年にあたり皆さんの「夢」がかないますこと、
心よりお祈り申し上げます。


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