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| - 第 108 話 - 『ちっちゃなプチ紳士』 |
いつもご購読していただき、
誠にありがとうございます。
小島です。
今週は、読者から届いたいい話を
お届けいたします。
群馬県のキッドさんからです。
「ちっちゃなプチ紳士」
11月の中ごろの話です。
夕方に駅伝の試走でコースを走っていました。
急な坂道でとても辛いなか、ゴールを目指していると、
後方から保育園のバスが私を追い抜いて行きました。
そのバスは、私がゴールに決めていたところでとまり、
2名の園児が降りてきました。
やっとの思いでゴールに着き、肩で息をしていたので、
誰がみても疲れきっているというのがわかったと思います。
車で先回りしてくれた付き人とタイムを確認していたら、
バスから降りた園児が、私のほうに駆け寄ってきて、
「どうしたの?」
と声をかけてきました。
「マラソンの練習をしているんだよ」
と息を切らせながら答えると、
一人の園児がポケットから「はいっ」
と言ってハンカチを差し伸べてくれました。
走り終わった後で、
額に汗をかいているのがわかったのでしょう。
「ありがとう!」
とハンカチを貸してもらい、
汗を拭くまねをして返しました。
まだ疲れている姿を見ると、
今度は、
「だいじょうぶ? がんばってね!」
と励ましてくれました。
こんな小さな子に、大きな優しさをもらいました。
走らなければ味わえなかったことなので、
辛かったけれど、走ってよかったなと思いました。
ちっちゃなプチ紳士に出会えました。
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