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- 第 107 話 -  『「今度こそ絶対!」続けるコツ』 
『「今度こそ絶対!」続けるコツ』

                    志賀内泰弘



「今度こそ絶対!」続けるコツ(明日香出版社)
ステップ8 続けるコツ・こんな工夫・上級編より

「ボランティアと結びつける」

公共広告機構の新聞広告に目が留まった。
福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手の「僕のルール」という話だ。

「発展途上国では、ワクチンがないために
 1日6000人の幼い命が失われている。
 この事実を知った時、何とかしなくては、と思いました。

 そこで、投球一球でワクチンを10本。
 勝利投手になれば20本。
 子どもたちにワクチンを贈るという、
 自分のルールを作りました。

 昨シーズンは、3090球を投げ、45770本のワクチンを
 贈ることができました」

これを読んで、すぐに思い出したのは、
同じく野球界の、阪神タイガースの赤星憲広外野手のことだ。

赤星選手は、俊足で知られ何度もセ・リーグ盗塁王に輝いている。

プロになる前には、JR東日本で働いていた。
その時、車椅子のお客さんが大変な思いをしているのを
目の当たりにしていたことが記憶に残っていて、
プロ三年目の年から、毎年、盗塁の数だけ、
車椅子を贈ることを決めたというのだ。

一台30万円のものが既に200台以上。
どちらも「いい話」だ。
しかし、単なる美談ではなく、
ここに「続ける」コツのヒントが隠されている。

両選手とも、その「ノルマ」というか
「自分への約束」を課すことによって、
盗塁や投球の数を増やすという
自己記録への挑戦のモチベーションを上げることができたわけだ。

ボランティアは、まさしく「情けは人のためならず」。
自分のためでもある。

この方法は、スタープレーヤーでもない
普通の人間にとっても大いに活用できる。

例えば、ブログ。
始める人は多いが、なかなか「続かない」。
読んでくれる人がすぐには増えないからだ。

そこで、和田選手、赤星選手の真似をする。

「ブログを毎日書きます。もし1か月続けられたら、
 ○○に千円寄付します」

と、宣言してしまうのだ。もちろんブログ上で。
ひょっとすると、電車男の例のように「頑張れ!」「あと3日だぞ」などと、
励ましの言葉が送られてくるかもしれない。

「続かない」とずいぶんカッコ悪い。
でも、目標を達成したら、誰もがヒーローになれる。

ボランティアと自分の目標達成が一石二鳥。
「続ける」ことができて、
世の中のためにもなれば、こんないいことはない。



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