|
これは、私の高校生の息子の話です。
ある雨の日、
息子は小田急線に乗っていました。
一人のおじさんがとある駅で、
傘を置き忘れて降りてしまったそうです。
息子はそれに気付き、一瞬どうしようか迷ったそうですが、
その日はあいにくかなり強く雨が降っていて、
(ずぶ濡れになってしまうだろうな・・・)
と思い、傘を持っておじさんを追いかけ、
ホームで傘を渡したそうです。
ところが電車のドアが閉まってしまい、
息子は電車に戻れませんでした。
すると、おじさんは閉まったドアを開けようと
ドンドンとたたき、
気付いた車掌さんがドアを開けてくれ、
息子は電車に戻れたそうです。
しかし・・・、です。
電車に戻った息子に
回りの何人かが冷たい視線を向けたそうです。
どうやらそのことで発車が遅れ、
迷惑だと思われたようだ、とのこと。
息子は
(せいぜい30秒かそこらのことなのに・・・)と
嫌な思いをしたというのです。
おじさんのために傘を持って電車を降りた息子と、
それに応えるため一生懸命にドアをたたいてくれたおじさん。
それを迷惑そうに冷たい視線を投げかけた人たち。
私は息子を誉めてあげたいと思います。
|