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- 第 73 話 -  『信じている・・・波照間島のお巡りさん』 

『信じている・・・波照間島のお巡りさん』



            編集長・志賀内泰弘



所ジョージさんの番組
日本テレビ「一億人の大質問!?笑ってこらえて!」が大好きで
毎週欠かさず見ています。

この番組の中で
昨年の暮れに紹介されたこんな話に心打たれました。

   *   *   *   *   *

2004年11月10日のこと。

日本最南端の有人島・沖縄県の波照間島で、
観光客がちょっと目を話した隙に、
自転車のカゴに置いてあった財布が盗まれる
という事件が起きたそうです。

その現場へ駆けつけたのが
島で唯一の駐在所の
伊藤竜之巡査部長でした。

周辺の聞き込みをしましたが、
観光客はすべて「シロ」でした。
となると、残るは住民が犯人ということになります。

でも、伊藤さんは、

 「島民が盗みをするはずがない」

と信じました。

伊藤さんは、一つの仮説を立てました。
メロンパンを事件現場に置きました。
そして、じっと待ちました。

すると、カラスが集まってきて、
そのメロンパンを持ち去ったのです。
その後を追いかけていくと、林の中に入りました。
そこにはなんと、あの盗まれた財布があったのです。

そう、犯人はカラスだったのです。

その後、伊藤さんは島に

 「カラスに注意」

という立て札を立てました。

以来、「カラスの伊藤さん」と呼ばれていたそうです。
今は、転勤となり沖縄本島で活躍しておられるそうです。

「島民が盗みをするはずがない」
と人を信じること。
心に染みました。

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