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| - 第 66 話 - 『恩送りとプチ紳士』 |
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「恩送りとプチ紳士」
編集長・志賀内泰弘
先々週、佐賀県の鳥栖市で講演させていただきました。
青年会議所の九州協議会の研修です。
前回は、博多のホテルでのお話でした。
今回は、その報告の続きで、講演のお話です。
「なぜ、名古屋に住む私が、
遠く離れた九州で講演させていただくことになったのだろう」
自分でも、不思議でした。
青年会議所の長崎のメンバーの方と、
知り合いでした。
それも、一度だけお目にかかったことがあるだけです。
ましてや、
単に「知り合い」だからといって、講演に招いていただけることは稀です。
今回の研修会を企画した組織の委員長さんに、
こんなお話を伺いました。
その委員長さんが、ある日、ラジオに耳を傾けていると、
こんな話が聞こえてきたそうです。
あるお祭でのこと。
お祭の会場に出掛けてきたお婆さんが、
財布を落としてしまいました。
辺りを探しましたが見つかりません。
仕方なく、会場の事務局のテントに行きましたが、
財布は届けられていませんでした。
仕方なく、連絡先を書いて家に帰ったそうです。
すると、
数日後のこと。
事務局の方が家まで訪ねて来られました。
財布が見つかったというのです。
お婆さんは、財布の中身を抜き取ると、
全額、事務局の方に渡したというのです。
「誰か、困っている人のために使ってください」
と言って。
事務局の人は、
「せっかく見つかったのに、なぜ、そんなことをするんですか」
と聞くと、お婆さんは、こう言ったそうです。
「恩送りですよ」
と。
ただ、それだけ。
青年会議所の委員長さんは、この話を聞いたとき、
この「恩送り」という言葉の意味が、よくわからなかったといいます。
そこで、人に聞いたり、ネットで調べたりしたそうです。
そこで、わかったこと。
「恩送り」とは、
恩をくれたその人に、恩を返さないで、
知らない人にその恩を回すことだということ。
昔から、日本にある考え方らしい。
そのことを知って、感動されたといいます。
ぜひ、この「恩送り」という心を研修のテーマにしたいと思われました。
そんな時、私の知り合いの青年会議所のメンバーから、
小冊子「ギブアンドギブで上手くゆく」を渡されたといいます。
「これだ!」
このメルマガの読者の皆さんは、もう読まれた方が多いと思いますが、
小冊子のタイトルにも使われている
「ギブアンドギブ」という言葉、そのものが「恩送り」です。
また、
小冊子の中には、
「客家の法則」
「バスクリンの法則」
など、「恩送り」の事例がたくさん載っています。
そして、何より。
「プチ紳士を探せ!」運動という活動こそが、
「恩送り」なのです。
世話役のメンバー全員で小冊子を読んでいただき、
私を講演にお招きいただくことが決まったといいます。
九州全域から、若き志を持つ皆さんが集まり、
熱い、熱い集いとなりました。
「恩送り」でも、
「プチ紳士」でも、
呼び方はなんでもいいのです。
思いやりでいっぱいの世の中になることを祈って。
コツコツ。
コツコツ。
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