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| - 第 48 話 - 『ラジオ出演』 |
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突然ですが、実はきょう、
ラジオ出演します。
本来なら編集長の志賀内が出演するところですが、
どうしても都合が悪いということで、
事務局の私になりました。
マスコミ嫌いの私なので、
無愛想な面が出ないよう、
気をつけます(笑)
岐阜県の方しか聞けませんが、
AM岐阜放送の午後13時15分ごろ、
生出演です。
内容は、もちろん「プチ紳士を探せ!運動」についてです。
さて、今週は、編集長志賀内の体験談です。
何事も最初は勇気が必要ですね。
* * * * *
『はじめての出来事』
忘れもしない11年前の出来事です。
私は、昼の休憩時間にご飯を食べて、
勤め先の近くの駅の地下街をブラフラ歩いていました。
そのとき、白い杖をついた人が目の前に現れました。
私は、何を思ったのか、近づいて、
「お手伝いしましょうか」
と言っていました。
それは、私にとって初めての出来事であり、
いまでも、なぜ声をかけたのか不思議でなりません。
その方は、ずいぶん驚いた表情をされましたが、
少し間をおいて、
「お願いします」
と言われました。
そして、次の言葉は、
「駅員さんですか」
というものでした。
「いいえ、このへんに勤めるサラリーマンです」
と答えました。反対に、
「なぜ、そう思われたのですか」
と訊くと、
「いや、今まで、駅員さん以外に
助けてもらったことが一度もないからです」
と言われるのです。
驚きました。
ショックでした。
もちろん、自分も初めてだということを棚に上げてのことですが、
目が不自由な人を見ても、誰も声をかけないなんて。
それが今の日本の現実なのか、と愕然としたのを覚えています。
それからです。
表現は悪いのですが、まるで、目の敵にするように
道を歩いている時、白い杖の人を探しまくるようになったのは。
「お手伝いしましょうか」
と言うと、びっくりされて、
「いいです!」
と断る人もいます。
世間はいろいろです。
身体の不自由な人から、財布を盗んだりする輩もいると聞きます。
見知らぬ人から声をかけられたら、防衛本能が働くのも当然です。
そういう時には、
「お気をつけて」
と声をかけて、その場を去ります。
その割り切りというか、カラッとした対応が、
次からも続けられるコツかもしれません。
別に、自慢話ではありません。
誰だって、いつ身体の一部が不自由になるかもしれないのです。
明日はわが身。そう思うと、おたがいさまの心で、
手を差し伸べるのは当り前だと思うのです。
ほんのちょっとの勇気がいります。
でも、本当に、ほんのちょっとでいいのです。
私も、初めての時は、胸がバクバクと高鳴りましたが、
二度目からは慣れてしまいました。
まさか、いまでも11年前と同じように、
誰も声をかけないなんてことはないと信じます。
そう信じたい。科学は進歩します。
人の心だって進歩するはずです。
「プチ紳士を探せ!」運動をスタートして、
もうすぐ一年が経ちます。
十年後、「思いやり」でいっぱいの世の中にしようと、始めました。
あと九年です。誰もが、おたがいのことを
気遣える社会になったらいいなぁ。
これからも、コツコツ。
「プチ紳士」になれるように心を磨きます。
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