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神戸市のマイアさんより
ある日、高齢の母と買い物をすませ、
車を停めているショッピングセンターの駐車場に向かいました。
母はいつも車の後部座席に座ります(15年目の古い車です)。
病気をして何ヶ月も外出していないので、少しぼうっとしています。
後ろで母がドアを弱く閉めたので、
「ドア、ちゃんと閉めた?」
と運転席から聞くと、母は「ちゃんと閉めたよ」と答えました。
駐車場は混んできて、私が車を出すのをさっきから横で
待っている車もいます。急いで出なくては、
とあせって出ようとしたそのときです。
「半開きですよ!」
と声がしました。あわてて外に出て見ると、
後ろのドアは一見閉まっているのですが、確かに半開きです。
走り出してドアが開いたら、事故にもつながりかねません。
「お母さん、ドアが半開きやで!」
と母に言い、外に出てバタンと閉め直しました。
声をかけてくれた若い男性は、私の車から1、2台隔てた車の人で、
わざわざ教えにきてくれたのでした。
「ありがとうございました」
とお礼を言って、駐車場を出ました。
それにしても、よく気がついて教えてくださったなあと、
改めて感心しました。
私など、隣の車のことでも気がつかないと思います。
まして隣の隣の(あるいはその隣の)車です。
どうして気がついたのか不思議でした。
たまたま目に入ったので、知らせてくれたのでしょうか。
もしかしたら私達の声が聞こえたので、
さりげなく見てくれたのでしょうか?
偶然に見つけてもらえた不思議に心から感謝しながら、
世の中には本当に親切な人がいるね、と母と話しました。
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