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- 第 41 話 -  『一期一会を実践するドライバー』 

さて、今週のいい話は、サポーターズクラブ会員の
西岡さんから頂きました。

損得勘定がなかなか抜けない私(小島)は、
まだまだだなぁ、と反省してしまいました。。。


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4月16日に東京で、アントレプレナーセンターの福島正伸さん
という方の講演会に参加しました。

そのお話のなかで、とても印象深かったエピソードを紹介します。

福島さんが、ある企業の工場での講演のために
岩手県を訪れたときのことです。

最寄り駅から、タクシーに乗ろうとしたときです。

運転手さんが車から降りてくるなり、
後部のドアを開け、にっこり笑顔で

 「ご乗車ありがとうございます!」

と、深々と頭を下げられたそうです。

その時福島さんは、
とても気持ちの良い対応をされる運転手さんだな、
と思ったそうです。

乗車後、その運転手さんが車を走らせ、
今にも信号が点滅しそうな交差点を
差しかかろうとしたときです。

運転手さんがちらっとミラーを見ながら福島さんに、

 「止まりましょうか、それとも進みましょうか」

と声をかけられたそうです。
一連の対応に感激した福島さんは、
運転手さんの丁寧な対応について
尋ねられたそうです。

運転手さんは謙遜しながらも、

 「今までの運転はたいしたことありません。
  この先大きなカーブがありますが、
  片足で立っていてもぐらつかない
  ぐらいの運転をさせていただきます」

とおっしゃったそうです。
運転手さんとのやりとりで、
その運転手さんは日本一の運転手を目指して
日夜サービスの向上に努めているとのこと。

そうこうしているうちに目的地に到着し、
名残惜しく福島さんはその運転手さんと
名刺交換をしました。

その名刺の裏には、運転手さんの当月の出勤日が記され、
その下には、

 「運休日に関わらず、
  ご連絡をいただければ出勤いたします」

との一文が入っていたそうです。

そのあと福島さんは講演会で、
先ほど会ったばかりのタクシーの運転手さんのお話をされたところ、
会場の皆さんから是非話題の運転手さんに会いたい!
と盛り上がったそうです。

福島さんがお帰りなるときは、
もちろん先ほどの運転手さんに連絡。
タクシーが工場内に入ってきたときは、
工場の人たち総出で、拍手で出迎えたそうです。

福島さんはその後も何度か岩手でお仕事をされているそうですが、
タクシーに乗るときはもちろんその運転手さんと決めているそうです。

タクシーにとってお客さんというのは、
地元の人でない限りもう二度と会わない間柄かもしれません。

にもかかわらず、一生記憶に残るほどの接客でもてなしたところに、
「サービス業の真髄とは何か」を
福島さんのお話から窺い知ることができました。

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